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細田ゼミ 卒業研究の概要(2021)

困窮者支援における「役割」~長崎市のボランティア団体の事例から~

長崎市で困窮者を支援する活動をするボランティア団体で、約1年間フィールドワークを行ってきました。その中で、支援関係において立場が不均衡化してしまうのでないか、という疑問を抱えました。支援する優位な立場と支援される不利な立場、そのような関係性を乗り越えるための可能性の一つとして、フィールドワーク中に聞いた「役割」という言葉に着目しました。ボランティア団体の会員5名とその団体の被支援者3名にインタビュー調査を行い、先行研究と照らし合わせて分析、考察しました。明確な解決法が見出されていない困窮者支援という分野において、一助となることを願います。(筆者 D.S.、 2022年1月完成)

人類学から考えるキャッシュレス決済の普及—長崎市の高齢者向けデジタル機器教室 を題材に—

世界的に普及が進むキャッシュレス決済ですが、日本は諸外国に比べてその普及が遅れ ていると言われています。その原因についてはすでに数多くの調査と研究によって様々 な指摘がなされていますが、人類学的な調査手法を用いてより現場に即した調査を行え ば、新たな実態が見えてくるのではないか――。本研究はそのような問題意識をもとに、 消費者向けのアンケート調査、長崎浜んまち商店街、高齢者向けデジタル機器教室での 現地調査とインタビューを通して、キャッシュレス決済の普及が進む現場で何が起きて いるかを探り、エスノグラフィーとしてまとめました。そして、特に高齢者向けデジタ ル機器教室の事例に関する考察を通じ、効率的なキャッシュレス化に向けた提言を行い ました。(筆者 T.T.、 2022年1月完成)

ネット炎上の持つ攻撃性の実態とその対応策について―被炎上者の体験から考える―

ネット炎上という現象が社会問題化しているのは、多くの⼈がマスメディアなどを通じて、 実感している事ではないでしょうか。これまでもネット上の批判や誹謗中傷をきっかけに ⾃殺してしまった事件が起き⼤きなニュースとなりました。この事は決して他⼈事ではな く、ソーシャルメディアを使う私たちの誰もが、そこに巻き込まれる可能性があると考え てよいでしょう。そのため、炎上の実態及び、そこからどのように⽴ち直るのかについて 知っておくことの意義は⼤きいと思い、この研究に取り組みました。本研究では、炎上の 被害に遭った⼈(被炎上者)、計4 名にインタビューし、彼らの実体験から炎上の持つ攻撃 性の実態を探り、また、⼼理カウンセラーの⽅から得た知⾒も交えて、炎上が起きてしま った際、どのようにしたら⼼理的に⽴ち直ることが可能かについても考察しました。(筆者 F.I.、 2022年1月完成)